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「10代の学生が困っている、大人が見直すべき3つのコト」

2015年1月7日

全て

大学生

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1. 選択肢を制限してしまう

10歳ともなると、自分のことを客観視できたり、周りの大人が何を求めているのかも彼らは理解している。

周囲からの期待は、時にこどもたちの選択肢を狭めてしまう可能性がある。

日本人特有の空気を読むという能力はすでに中学生から育まれており、

学校では問題への正解を、家庭ではあってほしい姿を、こどもたちは常に求められ続けている。

そうしていくうちに、周りから求められていること=自分のやりたいことと理解し、本当にやりたいことを見つけられなくなっていく場合がある。

もちろん、彼らが望む本当にやりたいことと、周囲から求められることが一致する場合もあるだろう。

しかし、周囲から求められることは限られている。なかなか彼らの普段の生活の中では、本当にこれから将来に向かうために必要な機会は多くはない。家庭や学校、学習塾ではリソースは限られている。

彼らを普段の居心地のいい環境から一歩外にだし、将来進むべき多くの選択肢を見せてあげることが、今、大人に求められていることではないだろうか?

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「世界で自分の将来を考える旅inシリコンバレー2014Summer」@Stanford University

2. 良い言葉にダマされる

失敗にはそれまでのプロセスがある。そのプロセスには讃えるべき挑戦が多く含まれており、まずはそこにフォーカスしてあげなければならない。

シリコンバレーに学ぶ、高校生が今、挑戦できない本当の理由と、その克服方法とは?」でふれたとおり、彼らが挑戦するために周りの環境はとても大事なファクターである。

周りが肯定的な空気だと彼らは挑戦したくなる。

「次は100点を目指すね!」「次は絶対に勝てるようにがんばるね!」そんな言葉が彼らの口から出されやすくなる。

そのような言葉自体は素晴らしく、応援したい。が、

しかし、そこで納得するのではなく、なぜそれを目指すのかを聞いてほしい。そこに、がんばろうとする本当の種が埋まっている。

なぜ100点を目指すのか?なぜ次の試合で勝利を目指すのか?

一見、良しとされる言葉に対して問いかける事により、自分で考え、言葉にさせ、自分の本当にやりたいことに気づかせる。周りの大人は常に問い続ける存在でなければならない。

上記1の中でも触れたように、彼らは周りの大人が何を求めているかを理解していて大人がほしい答えを瞬発的に用意する能力に長けている

いつも周りで求められている解答ではなく、主観的な自分だけの解答を導きだす訓練をしてあげなければならない。そうすることで、次なる挑戦の小さな種を彼ら自身で見つけられるのである。

前回のプログラム参加者の高校1年生にフォローアップを行った際、

「ベルギーに留学したいけど、親から反対されています。私が今まで長続きしたことがないので、お父さんも、またどうせという気持ちからだと思います。」

なぜベルギーへ留学したいのかを尋ねると、

「中学生時代、お父さんが料理をつくっている姿を見ていました。そのときはなんとも思わなかったけど、あるとき友達と図書館で、お菓子の本を見たんです。友達にすすめられたので、一度作ってみました。そうすると、友達やお父さんもおいしいと喜んでくれたんです。」

お菓子を作ることが、楽しいのか?お菓子を作ったときに、周りが喜んでもらったことが嬉しかったのか?

「うーん、両方です。」

ではなぜベルギーなのか?

「ベルギーはなんとなくお菓子で有名だし、ベルギーに言ったらカッコいいじゃないですか。」

そういった理由では、お父さんも反対してしまうのも無理はない。今までも様々なものに対して長続きをしなかったことから考えても厳しいだろう。

留学をしなくても、お菓子は作れるがそれではダメなのか?お菓子以外をつくることで、周りから喜ばれることはないのか?

「年末にお父さんから、またどうせ続かないんだからダメダメ。と言われたんです。。。悔しかったけど、なにも言い返せなかったんです。」

涙ながらにそう話す彼女は、ただお父さんにどんなことでもいいから認められたいのだ、と知った。

お父さんが大好きなのだろう。

今彼女は私と約束をして、留学を勝ち取るために週1回お菓子をつくり写メでそれを送ってもらうようにしている。

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世界で自分の将来を考える旅inシリコンバレー2014Summer」@Google本社

3. 今のモノサシで評価する

1990年から始まったセンター試験が昨年末、廃止すべき(2020年度から新テストを導入)との答申が中央教育審議会(中教審)より出されている。

本当に実現するかどうかは注視していかなければならないが、私はこのことを大きなパラダイムシフトだと考えている。

つまり、国がよしとする人材要件をこれまでから変更する。ということだ。

企業の人事でもそうだが、その会社にとって評価制度は、その会社にとって、どんな人になってもらいたいか?という問いへの答えだと理解している。

そしてそれを変更するということは、今後はこんな人物になってね。と、会社が求める人物像を変更したということに他ならない。

国がセンター試験をなくし、これまでの評価制度を見直すこと。

その背景には、社会に出てから求められるスキルと学校教育との間に大きなギャップがあるからだと私は理解している。

現在の社会の変化はめまぐるしい。米デューク大学のキャシー・デビッドソン教授は、「2011年度に米国の小学校に入学した子どもの65%は、大学卒業時に今は存在しない職業に就くだろう」と述べている。また、英オックスフォード大学の研究である「雇用の将来」(2013年9月)によると、今後20年のIT化の影響で、米国における702ある職業のうち、およそ半分が失われる可能性があるとしている。

彼らが社会に出るときには、今の尺度では測りきれない社会のルールになっている。大人でさえ、今後の将来に予測さえつかない。

だからこそ、こどもたちに対して接するときには、今のアタリマエをもう一度問い直して、接する必要があるのではないだろうか。

 

Good Try Japan代表 左京知久

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