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「世界を変えるTesla motorsに学べ、日本の中高生が今はじめるべき4つのコト」

2015年1月16日

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インタビュー・コラム

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【Profile】上田北斗 Tesla motors Gigafactory Program Manager
Los Angeles生まれ。University of Washington 機械工学、Harvard Business School MBA卒。2011年にテスラ・モーターズ入社後、Model SのLaunch ManagerとFremont工場の立ち上げを担当。その後Dual Motor等の新モデル立ち上げを経て、現職。2014年初頭には、Co-founderとしてDrivemode, Inc.を設立。

Tesla Motorsは、世界の持続可能な輸送手段へのシフトを加速することをミッションとし、電気自動車の可能性を世界中に送り届ける、世界で今最も注目されている電気自動車会社です〜

 

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世界で自分の将来を考える旅inシリコンバレー 2014 Summer @Tesla Motors

1. 自分に合っていないことを確かめる

高校生の頃シアトルで、ボーイング社のインターンを募集していたので、そこに応募したのがエンジニアとしてのキャリアの最初になります。物心ついた時から車に携わる仕事がしたいと思っていました。

本当は車をデザインするデザイナーになりたかったのですが、残念ながら絵の才能がなく、エンジニアとして、世界一を目指しました。

もともと車が大好きだったので、将来は車に携わる仕事をしようと思っていました。

でも、本当にそれが自分にとって合っているかということは分かりませんでした。

だから、まずは違うかもしれないと思いながらも、将来車に携わる仕事をするという道をはっきりさせるために、飛行機を作っているボーイング社にインターンすることにしたんです。

アメリカの高校では、学生服はなく、みんな私服なので、自分だけがインターンのためにスーツを来て、学校に行ったりすると友達にからかわれたりもしました。

それでも、自分がやりたいと思ったことは、まずはやってみる。今もそのことは意識しています。

そこでは様々なことを学びましたが、やはり自分は車が好きなのだと再確認できました。

 

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2. 自分の限界を知り、新たな道を切り開く

高校生の頃将来エンジニアになりたくて、大学も機会工学を専攻しました。

将来は世界一のエンジニアになりたいという夢に向かって自分なりに努力もしていましたが、大学を卒業し、トヨタやホンダ、パナソニック等様々な会社で実際に働きだすと、自分はエンジニアでは世界一になれないということに気づきました。

世界中にはものすごいやつらがたくさんいる。その中で自分はトップになれない。

その現実を突きつけられたときはとても辛く、その事実を認めるまで時間はかかりました。

自分は何ができるのだろうか?と考えたとき、自分の中では、エンジニアとビジネスの橋渡しをするということでした。

それまでエンジニアとして働く中で、エンジニアとビジネスを行う人間との間では、時にお互い理解できないことがありました。

技術として譲れないこと、ビジネスとして譲れないこと、その橋渡しだったら自分の能力を活かせるかもしれないと気づき、ビジネスを学ぶためMBAを取得することを決意します。

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世界で自分の将来を考える旅inシリコンバレー 2014 Summer @Tesla Motors

どうせ行くならトップの大学がいいと、世界で上から5つの大学に出願しました。

入れるとは全く思っていませんでしたが、出願するプロセスが勉強になると思い、自分に足りないことなどを気づく良い機会になりました。

5つの大学を受けましたが4つが不合格で、たまたま受かったのが、ハーバードのMBAでした。その当時、ハーバードだけが、自動車のことを幅広く理解できている人間、様々な国際理解を深められている人間、を募集していました。

僕は幸いにも日本人としてアメリカで生まれ育ち、車のことを語れたので、今ではそれがうまくはまったのだと思います。

だから中高生のみんなに僕がアドバイスをできるとすれば、どうせ自分はできないからとか、自分だったらこのくらいだろう。と思わずに、まずはやってみる。そうすることで道が開ける。僕がそうだったから。

小さい頃は、両親も日本食レストランで働き貧しかった。決して学生時代の成績も優秀だった訳じゃない。勉強も嫌いだった。

それでも、何も動かずにあきらめるのではなく、まずはやりたいと自分が思ったらどんなことでもやってみる。

そうすることで自分の道を切り開いていく。たとえ失敗したとしても、その目指したプロセスに何を学ぶか。

大きな目標であればあるほど、たとえ失敗してもそこから学べるものも多く、その学びはきっと財産になると思っています。

 

ビジネス側の人間とエンジニアは使う言語も判断軸も全く異なる。という自分なりの考えは、ハーバードに入ってからも同じでした。

ハーバードでは世界中から頭のいい人間が集まってくる。1つのケースをもとに、全員が自分の判断を語り合う。そこには、正解も不正解もない。

これまで生きて来たバックグラウンドが全く異なる環境の中では、判断が異なるのは当たり前なこと。

だから、違ったバックグラウンドをもったものどうし、どこに共通の打開策が見いだせるかという事を学び、それは今の仕事でも活かされています。

 

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世界で自分の将来を考える旅inシリコンバレー 2014 Summer @Tesla Motors

3. 自分が本当にやりたいことをやる

ハーバードMBAには卒業する前に集中的にインターンをする期間があります。

そこには、何100社という有名な企業がハーバードにリクルーティングにきますが、そのリストを自分が見たときに、行ってみたいと思う会社が1社もありませんでした。

自分がやりたいことは、車に携わること。そしてその会社がイノベーティブな会社であること。

そう考えたときに、たどり着いたのが、今働いているTesla Motorsでした。

その頃はまだインターンを受け入れていませんでしたが、とりあえずボストンからカリフォルニアに飛び、突撃訪問。

やはりインターンは受け入れていないと断られましたが、今インターンのプログラムを開発中だと言われ、そのプログラムができるまで4ヶ月間待ちました。

周りのクラスメイトは有名な企業にどんどん決まって行く中、自分だけがインターン先も決まりませんでした。

それでも、自分はやりたいことがはっきりとあったので、それ以外は考えられませんでした。だから不安や焦りもなかったんです。

僕の場合は、その会社のプロダクトを心から好きになれるかどうか。そしてその会社がやろうとしていることに共感できるかが、今の会社を選んだ理由です。

こどもたちからも「なぜ、その当時小さい会社にはいったのか?」「なぜ、給料がもっといい会社から誘いを受けたのに今の会社にはいったのか?」と聞かれましたが、自分にとっては、選択の余地はなく、全く迷いもしませんでした。

 

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世界で自分の将来を考える旅inシリコンバレー 2014 Summer @Tesla Motors

4. やるかやらないかせまられたときは必ずやる

僕が今までの人生の選択の中で、やるかやらないかを迫られたときは必ずやるということを心がけています。

選択に迷ったとき、未知のものに飛び込んでみる。そうやって今まで自分のキャリアを築いてきました。

もしあれをやっておけば・・・という後悔をしたくないというのも、そういった選択をする理由の1つかもしれません。

僕は幸い、物心ついた時から将来は自動車に携わるような仕事をしたいと思っていたので、さほど迷うことはありませんでした。

日本の中高生には、おもいっきり迷いながら、分が本当に好きなことをその時々で選択しつづけていくこと、それが気づいたら自分だけの道(キャリア)になっているのではないでしょうか。

昨年からDrive modeという会社を共同で立ち上げました。僕にとっては、起業という選択も未知なるものの1つです。

失敗しようとはもちろん思いませんが、もしたとえ失敗したとしてもそれが自分だけの学びとなる。大人になっても将来のために一生学び続ける。

僕もみんなに負けないよう、そうしていきます。これまでも、これからも。

 

*この記事は、日本の中高生に向け実施した、2014年8月のグローバルキャリアプログラム「世界で自分の将来を考える旅inシリコンバレー」の際、日本の中高生に実際に語っていただいた内容を編集したものです。

Good Try JAPAN 左京知久

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シリコンバレーにある最先端のグローバル企業、スタンフォード大学、高校を訪れ、現地で活躍する様々な大人や大学生、高校生たちといっしょにプログラムを行う、グローバルキャリア教育プログラムです。

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