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「君たちは2つの敵と戦い、勝利した。」アメリカ史上最強の陸軍。442部隊から、日本の学生は今、何を学ぶべきか?

2015年1月18日

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インタビュー・コラム

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東日本大震災が起きた時、サンフランシスコの日本領事館でも緊急対策チームをつくり、対応に追われていました。

日本の安否を確認する電話がある中、それ以上に、「日本のためになにかできないか?」「日本を助けたい!」「寄付したい!」

様々な人種の人間から、領事館で働く緊急対策チームの電話にかかってきました。

その時は、ありがたい。と思っていたのですが、時間が経つにつれふと疑問が湧いたんです。

「なぜこんなにもこの人たちは、よくしてくれるのだろう?」と。

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サンフランシスコ日本領事館 田坂氏 「世界で自分の将来を考える旅inシリコンバレー2014にて」

1906年サンフランシスコでは大きな大地震がおきました。

日本政府は国家総予算の1/1000にあたる当時の金額を、苦しい財政の中から見舞・援助金としてサンフランシスコ市に贈りました。

その当時世界中から集まった金額よりも多かったんだったそうです。

しかし、それだけではありませんでした。

日系移民が多いここカリフォルニアは、今の日本に対する信頼や尊敬は、我々の先輩である日系人の方々の計り知れない努力の上に、成り立っているということが分かったんです。

1930年代後半から始まった第二次世界大戦。その当時アメリカに住んでいた日系人は1942年から強制収容所に入れられてしまいます。

それまでに日系人が築いてきた財産も全て没収され、手荷物一つで外に出され、劣悪な環境の中に日系人は迫害されていました。

日系人は全て日本のスパイだとアメリカ中から思われていたんです。

 

442部隊

 

皆さんは聞いたことがあるでしょうか。第2次世界大戦中、日系人を中心として組成されたアメリカの陸軍です。

アメリカ合衆国史上もっとも多くの勲章を受けた部隊が、この日系人から組成された442部隊なんです。

 

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http://442film.com/ より

その当時、日系人はアメリカ中からスパイなのではないかという偏見で見られていました。

どうにかして国から信頼してもらわないといけない。この劣悪な強制収容所にいる家族たちを助けなければならない。

そんな想いだったそうです。

「Go for Broke」

当たって砕けろ。これが彼らのモットーでした。

その442部隊へ、日本の首相である東条英機から手紙が送られて来ます。

「これは君たち2世への手紙である。君たちはアメリカ人である。故に、君たちの国に忠義をつくさなければならない。」

それまで、日本とアメリカという敵対した2国間で心が揺れ動き、自分はどうすればいいものなのか?

と悩んでいた彼らに、日本の首相から「アメリカのために戦え」そう言われたそうです。

ヨーロッパに送られた彼らは目覚ましい活躍をします。仲間であるアメリカ兵士を自らの命を呈して仲間を助けていきました。

その姿はまさに侍だったといいます。

そして、アメリカに戻ってくると、当時の首相であるトゥルーマンが、雨の中直々に出迎え、こう語ったそうです。

「君たちは2つの敵と戦い、そして勝ったのだ。1つは、敵国。そしてもう1つは、アメリカ国内の偏見と差別に。」

彼らがいたからこそ、今の日本への信頼や尊敬があります。

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「世界で自分の将来を考える旅inシリコンバレー 2014Summer」@サンフランシスコ日本領事館

マイノリティは常に戦い続けなくてはなりません。偏見や差別と。

日系人もここではそうだった。なんとか自分の子供たちは、不当に扱われないように。なんとか次の世代がよりよく生きていけるために。

だから、みんなには伝えたい。

「これから自分は将来こういうふうになりたい。」「こんなことをしてみたい。」

自己実現を追い求めることは、もちろんいいことだけど、でも、そこにはもっと大事な「誰かのために」ということがなければならない。

僕たちの先輩がそうであったように。

 

*この記事は、2014年8月のGood Try JAPANが行ったグローバルキャリアプログラム「世界で自分の将来を考える旅inシリコンバレー」の内容を編集したものです。

Good Try JAPAN 代表 左京知久

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Good Try JAPANでは現在、中高校生に向けて「世界で自分の将来を考える旅 in シリコンバレー」を受け付けております。

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