「かわいい子には旅をさせろ」と昔から言われますが、送り出す保護者の皆様のご心配もよくわかります。
また、出国前・帰国後の周囲の大人の心構えや接し方ひとつで、子どもたちのやる気や成果が大きく変わるのも事実です。
ここではいくつかの項目に関してご説明します。
海外ではよく、大学の専攻を尋ねられます。
大学の専攻とは“その人の興味・価値観・目的があった上で選ばれるもの”という前提があるからです。
しかし今の日本ではどうでしょうか。数学が得意だから理工学部、なんとなく仕事に役立ちそうだから経済学部…。
そして、就職活動の時期になって限られた選択肢の中から、できるだけ合いそうな会社を選んでいるのが現状ではないでしょうか。
本気で自分の将来を考えるのは早いほど良いと考えています。とはいえ、自我が発達しきれていない小学生では早すぎます。
自我を理解し、将来をぼんやりと考え始める中学生・高校生が最適なのです。
中学1年生が大学を卒業し、社会に出るまでの10年間。
もし、この時期に自分の資質や興味、関心を掘り下げることができたら、
その後の勉強はより力が入り、将来の可能性も大きく広がっていくことでしょう。
これまでの留学サービスは、語学習得や異文化交流、授業体験など「手段」を目的にされたプログラムがほとんどです。
しかし私たちの提供するプログラムは、将来に向け主体的に自分のキャリアを考え、行動していくことを目的にしております。
様々な体験をとおして、将来への動機形成、それに向かうためのチャレンジ精神を育みます。
実際、前回のプログラム参加者の中には、英語が苦手だったにも関わらず、この旅を通じて自分の進みたい道が見え、
帰国してからすぐ留学するための英語の勉強に力を入れ始めた高校1年生もいます。
このプログラムは決して「海外の大学に進学したい」「海外で働きたい」
といった子どもたちだけを対象にしたものではありません。
日本を離れることで改めて日本の良さに気づき、国内での進学・就職を選択したり、
また、初めて親元を離れることで、自分の未熟さや自分の恵まれた環境に気付いたりする子供も多いと思います。
これからの時代を生きる子どもたちにとっては常に世界の中で自分の現在地を知っておくことは不可欠であり、
また世界を知ることで日本人としての自分の魅力や存在価値、今後の可能性を同時に知ることが必要なのです。
子どもたちには、海外でのプログラム期間中、帰国後のことを常に意識させます。
結局、日本に帰国して日常の生活に戻ったら、普段の仲間といつも通りの毎日を過ごしてしまった…では意味がありません。
「世界で自分の将来を考える旅」を体験したことで、世界の視点から日本を見る習慣を養い、客観的に自分のことを見つめ、
将来から今を考えるように意識させることで、帰国後の「毎日の過ごし方」を変えていきます。
そこで、保護者の方々にお願いしたいのは、帰国後への子どもの接し方です。
自ら考え、行動するきっかけを掴んだ子どもたちをできるだけ温かく見守ってください。
手を貸しすぎたり、失敗を責めたりしないでください。
それが、より一層の成長を促す大きな鍵です。
世界で将来を考える旅は、提携している旅行会社と共同で実施いたします。
日本出国時から添乗員、弊社スタッフが帯同し、子どもたちの安全確保に努めます。
たとえば、宿泊する施設は出入り口が1つであり、外から入ってくるときは必ずロビーを通らないといけないといったような
細かい基準をクリアしている施設に限っており、治安面で少しでも不安がある場所には行かないようにしています。
また、プログラム最中、街で子どもたちだけでワークを行うこともありますが、必ず大人がそばで帯同し、
緊急時にはすぐにサポートできるように、弊社スタッフが目の届く人数をこの旅の定員としています。
慣れない土地に行くと、食事が体調に与える影響は小さくありません。
もちろん、経験という意味では異文化の食生活も重要ですが、それでもできるだけ普段の食生活に近いものも用意し、
健康面でもこの旅を無事に終えられるよう努めます。
また、もし体調を崩した場合でも、スタッフがいっしょにホテルに残り、健康面でのケアをいたします。
当社スタッフより、詳しく説明をさせていただきます。
お気軽にGood Try JAPANまでお問い合わせください。